原野辰三の社会評論エッセイ
地球政府樹立を提言する
自由競争
さて、ここで「自由競争」つまり「競争の自由」について考えてみたい。
競争の「争」は戦争の「争」と同じく「あらそう」ことだ。
「争」(あらそう)とは企業間であれ国家間であれ個人同士であれ、相手方に勝つことだ。
強い者が勝ち、弱い者が負ける。つまり、弱肉強食である。
現代では企業間競争は国内に留まらず、国境を越えて争っている。当然国家は企業の後ろ盾になり支援する。いわば国家は企業と一体となり競争相手と戦う。
大量消費・大量生産の文明社会は大量の資源を必要とし、多くの資源を獲得した者が競争優位になる。
資源とは、石油・天然ガス、鉱石資源、農林資源、海洋資源等の地球資源である。
<地球資源はいずれも有限であり、あと20年から50年でいずれも枯渇すると言われている。>
要は、自由競争とは地球資源収奪競争の自由競争のことであり、強い者がより多く獲得する。
かつての第一次世界大戦や第二次世界大戦は国家間は資源収奪の為の戦争であった。資源収奪のためにはその領土を占領しなければならない。それが戦争の目的である。
(ただし、朝鮮戦争・ベトナム戦争については米国による共産勢力封じ込めの為の戦争だったが、クエート・イラク戦争は明らかに米国石油資源戦略戦争にほかならない)







