原野辰三の社会評論エッセイ
地球政府樹立を提言する
現代は単一価値観社会
現代は資本主義経済システムが全世界のパラダイムになった。いわゆる資本主義経済文明単一価値観の社会になったのである。
東西冷戦時代は、ソ連を中心とする社会主義を標榜する東欧諸国と中国やキューバ・北朝鮮等の諸国との対立があった。
しかし、ソ連の解体とベルリンの壁崩壊で東欧諸国が社会主義を転換し、また中国は市場経済を導入して、東西冷戦構造は崩壊した。
全世界は西側に軍配をあげ、社会主義は「間違っていた」といい、世界は資本主義経済システム一色になった。(果たして、そうだろうか。その点については別途書く予定)
全世界が西側に軍配を上げた最大にして唯一の分岐点は「自由」の問題であろう。
西側には「自由がある」が、東側には「自由がない」。ここが勝敗を決したと言える。
東側には「自由がない」。つまり、
- 私有財産、特に生産手段はすべて国有化。
- 資本の自由がない。そもそも資本という概念がない。
- 計画経済=必要な物を計画生産する。金儲けの目的はない=差異を生じさせる事業はない=利の追求はない。
- 老後の年金はすべて国家が平等に支給する。
- 労働は国民の義務=不労所得は一切認めない。
- 事業・企業等起業の自由はない。
西側はすべて東側の反対で、東側が認めない事をすべて自由になっている。
ただし、東側の社会的保障=医療・教育・年金はすべて国家負担であるが、西側では自由が原則だから自己負担が圧倒的。
要するに、西側では「すべてが自由です、その代わり、すべての結果は自分自身にあります」というシステムだ。
西側の「自由」という概念は「自由競争」である。自由に競争しなさい、結果はあなた次第です、というものだ。そして、みんなが機会を平等に与えられていますから、自由にやってください。ただし、結果は「市場原理」で決まるから、結果は市場に任せます。結果の平等については知りません。
これが資本主義経済社会システムである。
(なお、「自由の問題」は大変難しい問題である。ただ単に「自由」という言葉を簡単に考えてはならない。もっと深く真剣に捉えなくてはいけない。この「自由の問題」について別途書く予定である。)






