執筆者:
原野辰三
投稿日時:2010年02月02日 PM1時00分
その結果を受けて、平野官房長官は「選挙の結果を斟酌しなけれならない理由はない」と述べた。
この人の頭を疑う。
選挙結果は「民意」である。その民意に配慮することが政治の根本であるはずだ。
「斟酌する理由はない」とは、民意を蔑ろ(ないがしろ)にしていい、という言葉である。
こんな非民主主義的な者が、民主党の議員とは、あきれたものだ。
斟酌とは
(水または飲料などをくみわける意から)①照合して取捨すること。参酌。
②先方の事情・心情をくみとること。忖度。
③ほどよくとりはからうこと。手加減すること。
④ひかえめにすること。遠慮・辞退。
広辞苑より。
選挙結果は、民意だから、その民意は斟酌しなければならない理由があるのではないか。
それを「斟酌する理由はない」と地元住民の意思を突き放す平野官房長官とは、一体どんな人間なのか。
権力の座に座ってしまうと、人間は変わるのか。
平野だけではない。
岡田外務大臣に至っては、もっと酷い。
岡田は、普天間吉問題で、かつて次のような発言をしてきた。
<2004年9月4日に、沖縄の新聞に出た岡田代表(当時)のインタビュー記事>
「民主党が政権をとった場合、普天間飛行場の代替施設なき返還を求めている」。
「実現可能かと、自問自答する前に、そのことをしっかりと主張すべき。主張する前に米国は認めないとか、という発想自体が間違っている。ここは日本の領土であり、沖縄の土地だ」。
「普天間を日本の外に出すことは十分説得力をもって米国と議論できる」。
<05年の代表当時の記者会見>
「基地のプレゼンスを固定化するような県内移転というのは、選択肢ではない。県外への移転をめざして、もちろん民主党としては国外移転を政策として掲げているが、しっかり対応していきたい」。
<05年の総選挙のとき民主党代表として、日本外国特派員協会で、8月25日に岡田代表の講演から。>
「私が総理になれば、普天間基地の県外・国外への移設実現をめざし、政治生命をかけて交渉したい」。
以上が岡田の発言である。
ところが、その言葉に期待をし、政権交代をさせた民主党は、ことごとく国民の期待を裏切っているのである。
一般人なら、いざしらず、政治家の言葉は、極めて重いものである。
政治家の発言がこうも軽いものなれば、「政治家は嘘八百並びたてる職業」という、子供に罪深い教育をしていることになる。
最後に、国会議員全員に問いたい。
「そんなにもアメリカに気を使わなくてはならないのですか」
「日本はアメリカの属国ですか」
「日本はアメリカの核抑止力に依存しなければ、生きていけないのですか」
「沖縄住民の苦しみより、アメリカがそんなに大事なのですか」
「本当にアメリカは日本を守る為に米軍基地を置いているのですか」
カテゴリ :
社会と政治
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