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時事コラムを中心に、社会評論エッセイや名言・格言・諺の解説を掲載

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執筆者: 原野辰三  投稿日時:2010年01月27日 PM11時00分
政治とカネの問題は、企業団体献金を禁止せず、政治資金規正法を骨抜きにしてきた自民党政治が元凶であることは前回述べたとおりである。

今回の小沢問題は結局のところ、政治資金規正法違反で、政権交代する以前では、殆どが「形式違反」という軽い扱いで、ことが始末されてきた。

にも拘わらず、なぜ検察はこんなにも大げさに取り扱うのか。

検察は、いわゆる三権分立から言えば、つまり司法・行政・立法のうち、司法に属するものではなく、行政すなわち官僚に属する。もちろん警察も行政の中に入る。

先般、中井国家公安委員長のインタビュウがあった。その際、民主党が目指す官僚主導から政治主導へ、いわゆる脱官僚依存の手始めとして、警察庁長官の記者会見の廃止、国家公安委員の人選は、従来では警察庁長官が行っていたのを、中井国家公安委員長自らが行ったという。

事々左様に、各種の委員は、行政すなわち官僚役人の思惑やご都合で自分たちで選んでいたわけだ。

委員は行政の監視役が任務なのに、監視される側が監視人を選ぶという真に不条理なことが普通に行われていたのだ。

換言すれば、刑務所の鍵を受刑者に渡すようなこと、或いは、泥棒に金庫の鍵を預けるようなことが、何の議論もなく、それが通例化していたのだ。

これが従来の自民党政治だったのだ。当然官僚にとっては、これほど有り難い事はない。こんなことを55年間も続けてきたのだから、官僚役人たちは、それが至極当たり前の感覚になっていたのだ。

そこに、民主党政権ができて、これまでの官僚主導の悪弊を打破し、180°転換するというのであるから、官僚たちは一斉に反発し抵抗し、結局は民主党政権を潰しにかかるだろう。その背後には従来から蜜月関係にあった自民党勢力がいることは間違いがない。

これまで、長年に亘り、政治屋集団の自民党議員に対しては、適当に甘い汁を吸わせながら、官僚役人たちは自分らの思うままに自分たちの利益のために、行政全般を牛耳って、“我が世の春”を謳歌してきたのに、それが民主党政権によって、特権階級から、ただの公務員になるのだから、官僚総動員体制で反撃するだろう。

これが、今回の小沢・鳩山vs検察という構図に現れたのである。

私は民主党支持者ではないが、この推察は“当たらずとも遠からず”ではないだろうか。

しかし、国民の多くは、検察は国家の正義だ、と思っている人が大半なのだ。

検察の歴史をみれば、決して正義とは言えない組織であることを付け加えておきたい。
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カテゴリ :  社会と政治 | コメント (0)| トラックバック (1)
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総理は国民の模範となるような人格者であって欲しい。......more
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